成長した大根を収穫した児童=松江市美保関町菅浦
成長した大根を収穫した児童=松江市美保関町菅浦

 松江市美保関町下宇部尾、美保関小学校の2年生22人が8日、同市美保関町菅浦で大根の収穫を体験した。収穫した大根は給食に使われる。児童は大根を力いっぱい引き抜き、秋にまいた種の成長に歓声を上げた。

 児童は9月、自治会が管理する畑に種を植え、10月に間引きをして収穫を心待ちにしてきた。収穫では住民から大根を縦横に揺らして土との隙間を作ってから上に引き抜く方法を教わり、苦戦しながら約320本を収穫した。

 児童は予想より立派な大根に驚きの声を上げ、成長を喜んだ。重さを競うコンテストもあり、最も重い大根は2・4キロを超えた。

 収穫後は、とれたての大根を使った豚汁が住民からふるまわれ、児童は甘い大根を味わった。大根は北学校給食センターに贈呈され、菅浦にちなんだ15日の給食メニュー「すげー大根カレー」にも使われる。

 筆村綾乃さん(8)は「こんなに大きく育つとは思わなくてびっくりした。収穫できてうれしかった」と笑顔を見せた。(小引久実)