雪が積もった歩道を慎重に歩く市民=22日午前8時10分、松江市殿町
雪が積もった歩道を慎重に歩く市民=22日午前8時10分、松江市殿町

 山陰両県は22日、冬型の気圧配置が強まってこの冬一番の寒気が流れ込み、各地で雪が降った。島根県内では朝から道路を雪が覆い、慎重に歩く歩行者の姿が見られた。

路面が凍る松江市中心部を慎重に運転する通勤車両=午前8時15分、松江市殿町
凍る路面で足元を確認しながら歩く高校生=22日午前8時24分、松江市殿町
雪化粧をした松江城と足元を確認しながら歩く市民=22日午前8時12分、松江市殿町
白く染まった路面を歩く市民。気温は0度を示す=午前8時32分、松江市東茶町

 

 弟とそりに乗って母に引いてもらいながら保育園に向かった出雲市の板倉雅隆ちゃん(5)は「ツルツルと滑って気持ちいい。保育園で雪だるまを作ったり、雪合戦をするのが楽しみ」と笑顔だった。

そりを使って保育園に向かう家族連れ=午前8時34分、出雲市今市町

 

JR大田市駅を利用する人たち。駅舎内はダイヤの乱れで通学者で混雑していた=午前8時3分、大田市大田町、JR大田市駅前
0度台を示す温度計。朝方は氷点下1度まで冷え込んだ=午前7時40分、大田市大田町、山陰中央新報社大田支局前

 通学途中の邇摩高校2年の岩谷啓一郎さん(16)は「JRが遅れている。寒いけど、久しぶりの雪で楽しい。きょうが終業式で、冬って感じですね」と話した。

JRのダイヤが乱れ、外で列車を待つ高校生たち=午前7時55分、大田市大田町、JR大田市駅前
雪道を登校する小学生たち=午前7時42分、大田市大田町

 

除雪作業をする雲南市職員=雲南市木次町里方

 国道54号沿いのガソリンスタンド・細木森之助商店(雲南市木次町里方)は、午前7時の営業開始に備え、朝から従業員が雪かきに追われた。代表取締役の細木聡一郎さん(37)は「(暖房などに使う)灯油の売り上げが伸びる」と寒波を歓迎する一方で「雪が降りすぎると雪かきや灯油の配達業務が大変になる」と心配した。

国道54号沿いのガソリンスタンド・細木森之助商店で除雪作業をする細木聡一郎代表取締役=雲南市木次町里方

 

降りしきる雪の中を走る車=島根県邑南町矢上
大雪の中、雪かきをする住民=島根県邑南町矢上

 

雪化粧に覆われる浜田城山公園=浜田市殿町
雪が積もった益田市美都町仙道の街並み=午前8時22分
ふぶいて視界が悪くなった益田市美都町仙道の国道191号=午前8時26分

 

 だいせんホワイトリゾートの尾関雅大課長は「さらさらとした雪質で期待ほどは積もらなかったが、降ってくれて良かった。年末年始にかけてもって降ってほしい」と話した。

雪が積もる大山観光局=鳥取県大山町大山
22日オープンしただいせんホワイトリゾート=鳥取県大山町大山