島根、鳥取両県が22日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた宿泊、観光事業者を支える「WeLove山陰キャンペーン」の期間を1カ月延長し、4月末までとすることを決めた。キャンペーン効果で客足が例年並みに戻る施設もあるといい、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の再開が見通せない中、両県が一体となって需要喚起を継続する。

 同日に開いたオンラインでの両県知事会議で、延長に合意した。

 キャンペーンは両県民が山陰の対象施設に泊まる場合に宿泊代の半額(上限5千円)を割り引く。対象は島根が259施設、鳥取が199施設。キャンペーン継続で予約が少ない4月の需要を掘り起こす。

 延長後、島根のみ市町村独自の支援制度との併用は不可となる。「Go To トラベル」が再開すれば期間中でも終了する。

 鳥取県の平井伸治知事は「両県で商圏を広げ、観光事業者の応援をしたい」とし、島根県の丸山達也知事は「(予約が増えれば)事業の見通しが立てやすくなる」と期待した。

 また、両県は合わせて実施する観光施設や体験型観光メニューの利用料の割引も継続し、島根では1冊千円分(100円券10枚つづり)を500円で売り出している電子券「しまねプレミアム観光券」の利用期限を6月末まで延長。鳥取では4月末まで、3千円を上限に利用料の半額を支援する。(曽田元気、藤井俊行)