倉吉市立関金小学校のスクールバスの運転手が運行中に体調不良になり、物損事故を起こしたことが17日分かった。乗っていた児童9人にけがはなかった。市教育委員会が同日の市議会全員協議会で報告した。
バスは委託先の会社が運行する。市教委によると昨年11月28日の下校便で、県道を走行中、助手席側のバンパーとウインカーがガードレールに接触した。運転手はバスを止め、児童にけががないか確認した後、運転して児童を送り届けた。会社に連絡したのは送り届けた後だった。
運転手は60代で、病院で脳の血流が一時的に悪くなる一過性脳虚血発作と診断され、入院した。翌日から別の運転手に交代し、通常通り運行している。
会社側は、乗務前の血圧測定や薬服用の確認などの対策を講じる。学校教育課の河村和仁課長は「児童や保護者に心配をかけて申し訳ない。再発防止に努める」と述べた。
(福間崇広)