松江の秋の風物詩「鼕(どう)行列」の保存会メンバーの石原幸雄さん(73)=松江市北堀町=が、鼕行列の歴史を伝える模型3点を作った。手足の震えや体のこわばりが起こるパーキンソン病に向き合いながら、2年間をかけて仕上げた。伝統行事を後世に残す史料として活用を願っている。

 長らく鼕行列の保存に関わってきた石原さんにとって、ゆかりが深い品を20分の1~10分の1の大きさで再現した。2022~23年にかけて制作した。

 このうち、...