青木一彦氏
青木一彦氏

 自民党の青木一彦参院議員(鳥取・島根合区選挙区、3期)が、茂木派(平成研究会)を退会する意向を固めたことが25日、関係者への取材で分かった。近く松江市内で記者会見を開く方向で調整している。

 平成研究会は、故・竹下登元首相が旗揚げした「経世会」が前身で、登氏ら3人の首相を輩出した。登氏の弟の故・亘氏が18年から約3年間、会長を務めた。

 青木氏は、内閣官房長官を務めた父親の故・青木幹雄元参院議員会長の秘書官などを経て、幹雄氏の後継として2010年7月の参院選島根選挙区で初当選し、鳥取・島根合区選挙区を含めて当選3回。国土交通副大臣などを歴任し、現在は参院自民党の筆頭副幹事長を務めている。
(白築昂)