島根県が保育士の魅力を発信するPR動画を初めて作った。県内の保育施設で活躍する新人に密着して仕事を紹介しており、中学・高校生など若者世代が保育士の仕事を身近に感じ、将来の職業選択の一つとしてもらうのが狙い。2023年度中に続編の動画を公開する。(政経部・原暁)

[関連記事]松江、学生向け魅力紹介 子の成長、保育士のやりがい

 全国的に保育士は不足している。厚生労働省によると、2023年1月時点の全国の有効求人倍率は3・12倍で、全職種平均の1・44倍を大きく上回る。島根県も2・56倍となっている。

 県は保育士を目指す若者を増やそうと、23年度に動画やパンフレットの作成など魅力発信事業として予算550万円を確保した。今回の動画は8分間で、4月から準備を進め、県保育協議会など関係機関と連携して発信内容を練ったほか、働きかけたい対象世代の学生に意見を聞いた。

保育仕事の魅力を紹介した動画の一場面


 「しまねでほいくし『保育士の1日編』」と題した動画は、...