<短歌>

 ◇赤名短歌会(飯南町)

後ろ髪ひかるる思いに山桜愛でつつ転居す去年の弥生に 本間 麗子

大空に春の来たれど人の世はマスクの顔で挨拶交わす 烏田 勝信

春雷の遠く近くに聞こゆるをテーブルにある君の手袋 清原 豊明

道の端田畑に伏せる冬のあと憂いはどこへふるさとは春 岩見 桃子

早春の空になびける若竹の散らす朝光窓にこぼるる 石田フクエ

水漬きつつ光を返す猫柳ときおり風の音にうなづく 沢田久美子 ...