松江市役所本庁舎(松江市末次町)の建て替え事業を巡る住民投票の条例案が9日、松江市議会で採決される。午前10時に本会議を開き、条例案に関する質疑と、議員が賛否の理由や意見を表明する討論を経て、起立採決で住民投票の実施の可否を決める。市議が市民の声をどう受け止め、判断を示すのか、注目される。

 住民投票は、建て替え事業を中断して計画を練り直すか、12月着工を予定する市の計画通りに進めるかを問うことを想定する。地方自治法に基づき、大学教授などでつくる市民団体「松江市民のための新庁舎建設を求める会」(代表・片岡佳美島根大教授)が9月下旬、1万4145人分の署名を添え、市内で初めて市長に条例制定を直接請求した。

 松浦市長は反対の意見書を付け、市議会に条例案を提出し、市民団体のメンバー3人が今月2日、本会議で意見陳述した。採決は議長を除く議員33人で行う。