年明けのある日、妻に誘われ川沿いの土手へ3人で散歩に出かけた。季節外れの晴天だったが、頬に当たる風はひんやりと冷たい。行き交う人はまばらで、川の流れる音だけが耳に染み入る。いつものベンチ...