大田市の国際交流員でブラジル・サンパウロ出身のビビアネ・ベイガさん(34)が22日、退任を前に市内で講演した。多様な国籍・民族の出身者に優しい多文化共生社会の実現に向け、容易な言葉や説明文、写真の効果的な使用など、細かな配慮や心遣いが大事になると説いた。
日系3世のベイガさんは同市初の国際交流員として2019年4月に着任し、市役所窓口での通訳や生活相談に従事。
経験を踏まえ、日本語に不慣れな外国出身者は「店の外を通っても何屋さんか分からなくて入れない」と指摘し、外観に店の職種を示す写真や、飲食店でメニューに画像を付けることを勧めた。
難しい言葉や略語では意味が通じないため、保育園児や小学生に話し掛けるような言葉でコミュニケーションするよう求め、身ぶり手ぶりや顔の表情も重要だと強調。「読めないルールは守れない」とごみの分別などを例示し、ホームページや説明文でも漢字に振り仮名を添えるような配慮が大切になると説いた。
任期満了に伴い今月末に退任予定。市職員約80人を対象に講演した。 (錦織拓郎)












