島根大で経済を学ぶ学生30人が地域の企業へのインタビューなどを通して課題を見いだし、解決策を提案する取り組みの発表会がこのほど、松江市西川津町の同大であった。関係者の前で学生が導き出した成果を報告した。
酒造、印刷・出版、小売り・ギフト関連、自動車販売など4業界を2025年10月ごろから研究した。学生は企業などに話を聞き、業界や島根県での傾向を調べ、課題と解決案を考えた。
酒造業界を研究したグループは、県酒造組合への聞き取りなどから島根県で日本酒の消費量が減り、女性や若者への普及が進んでいないという課題を指摘した。日本酒発祥の地とされる島根県で、酒蔵巡りを通じて、新たな顧客層を広げてはどうかと提案した。また、若年層へのアプローチとして、25歳以下を対象に割引をしてみてはどうかとの提案もした。酒造組合の担当者は「若い人への割引は考えたい」と講評した。
酒造業界について発表した法文学部3年の田口櫂(かい)さん(20)は「島根だからできる取り組みを考えていきたい」と話した。
発表会は大学生と地域企業が意見交換し、企業と大学との連携を深める目的で開催した。
(石飛達哉)













