理事長賞や若手奨励賞を受けた4人の教職員=松江市西生馬町、松江工業高等専門学校
理事長賞や若手奨励賞を受けた4人の教職員=松江市西生馬町、松江工業高等専門学校

 国立高等専門学校機構(東京都)の2020年度教員顕彰と職員表彰で、松江高専(松江市西生馬町)の教職員3人が3部門でそれぞれ最高の理事長賞、1人が若手奨励賞に輝いた。1校で4人の同時受賞は同高専初。地域住民を招いた科学教室開催、社会人向けリカレント教育推進などの功績が評価され、今後の取り組みが加速すると喜ぶ。(中島諒)

 教員顕彰一般部門・理事長賞の箕田充志教授(50)=電気情報工学科=は、出雲科学館(出雲市)などと連携して住民向けの科学教室を開いた。教員顕彰若手部門(40歳以下)理事長賞の山口剛士准教授(33)=環境・建設工学科=は、指導した学生の多くが卒業後に「持続可能な開発目標(SDGs)」推進に携わった。

 職員表彰技術職員部門・理事長賞の表真也さん(46)は、従来より工期が短く、低予算で行える橋の補強工事のスリム化に取り組む。同部門・若手奨励賞の安食正太さん(36)はICT(情報通信技術)を活用した測量、設計技術を、民間企業従業員ら幅広い層へ指導している。

 箕田教授は「松江高専で多分野にわたってレベルの高い教育を提供できることを証明できた」と胸を張った。

 20年度教員顕彰は一般部門に応募した39人中3人、若手部門は34人中4人が理事長賞に選ばれた。職員表彰2部門のうち技術職員部門は22人中2人が理事長賞、別の2人が若手奨励賞を受けた。