久米桜麦酒(株)とトリヱコーヒーが共同開発したビール「コーヒー・デ・ヴァイス」
久米桜麦酒(株)とトリヱコーヒーが共同開発したビール「コーヒー・デ・ヴァイス」

 地ビール製造販売の久米桜麦酒(株)(鳥取県伯耆町丸山、田村源太郎社長)が、コーヒー豆の販売を手掛ける「トリヱコーヒー」(米子市淀江町中間、梅林真代表)と共同で、コーヒー豆を使ったビール「コーヒー・デ・ヴァイス」を発売した。コーヒー豆の香ばしい風味と上品な甘さが特徴で、コーヒー愛飲者の需要取り込みを図る。

 バナナを思わせる香りが特徴のヴァイツェンに、ブラジル、コスタリカ、エチオピア産のローストした丸豆10キロを3日間つけ込んだ。コーヒー豆の香りの中に優しい甘みとこくを感じられる味わい。

 330ミリリットル瓶で2400本分を製造。価格は660円(税込み)で、久米桜麦酒の直営レストラン「ビアホフガンバリウス」(鳥取県伯耆町丸山)や鳥取県内の酒屋、百貨店などで販売する。

 同社の岩田秀樹工場長はコーヒー、ビールのそれぞれの愛好家にも十分楽しんでもらえる仕上がりになったとし「新しいファンを獲得したい」と話した。

 新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが落ち込む中、新商品の開発に取り組もうと同社が提案した。