山陰両県は13日、高気圧に覆われ4月上旬並みの気温となった。出雲市斐川町直江の斐川公園では梅の花が見頃を迎え、訪れた人たちが青空の下、ピンクや白色のかわいらしい花と香りを楽しんだ。
松江、鳥取両地方気象台によると、各地の最高気温は益田18・2度▽米子16・4度▽鳥取16・1度▽出雲15・4度▽松江15・1度-など。全29地点のうち22地点で今年最高気温を記録した。

斐川公園には約300本の梅の木がある。公園管理事務所によると、例年通り1月中旬に咲き始め、少しずつ満開の木が増えてきた。花は3月中旬ごろまで楽しめるという。
13日は梅の花とメジロを狙った写真愛好家ら多くの来園者が花を堪能した。夫婦で訪れた同市大津朝倉2丁目の会社員菊留大志さん(41)は「香り高く、色彩豊かで見ていて飽きない。青空に柔らかいピンク色が映えてきれい」と穏やかになった天候を満喫した。

両地方気象台によると、14日の最高気温は松江、鳥取ともに19度と予想している。
(月森かな子)