ツバキをイメージしたメークと着物で記念撮影する椿鬼奴さん(中央)=松江市殿町、興雲閣
ツバキをイメージしたメークと着物で記念撮影する椿鬼奴さん(中央)=松江市殿町、興雲閣

 松江市で開かれる「全国椿(つばき)サミット松江大会」に先立ち18日、お笑いタレントや俳優として活躍する椿鬼奴さん(51)を招いたイベントが、松江市殿町の興雲閣であった。鬼奴さんは松江市の花・ツバキをイメージした着物の着用と、メークで参加者約100人に花の魅力をアピールした。

 イベントは全国椿サミット松江大会実行委員会と松江市が共催。芸名にちなみ大会を盛り上げてもらおうと鬼奴さんに出演依頼した。

 松江理容美容専門大学校(松江市西津田2丁目)の生徒が鬼奴さんにツバキをイメージした化粧を施した。赤と金色を使い分け、着物と相まって華やかに仕上がった。途中、司会者が「アイラインを入れる際、手が震えてしまう」と自分の体験を語ると、鬼奴さんは「アルコールが足りてないんじゃない」と酒豪キャラの一面を見せ、笑いを誘った。

 トークショーもあり、鬼奴さんは「年代や性別を問わずに似合う柄にもなるし、美容にも使える」とツバキの魅力を語った。訪れた公務員の川上美和子さん(49)=松江市東津田町=は「ツバキの可能性を感じた。鬼奴さんもきれいだった」と話した。

 34回目となる全国椿サミットは3月9、10の両日、松江市朝日町の松江テルサなどで開かれる。ツバキによる地域振興を目的に、全国椿サミット協議会加入の35自治体が持ち回りで開催し、松江市では2004年以来、2回目となる。(原暁)