立正大淞南と開星。島根の高校野球をけん引する私学2校に不思議な巡り合わせを感じさせる2人がいる。立正大淞南のエースだった日野勇吹投手(18)と、開星の主砲だった前井出侑哉捕手(18)。幼なじみの2人は小学校は同じチームでプレーし、明治神宮で行われた全国大会に出場。高校は別の道を選んだが、今春、ともに大学野球の強豪・天理に進む。チームメートからライバル、再び仲間となる2人に迫った。

大学の野球部寮への入寮を間近に控えた1月下旬、松江市内のグラウンド。2人は「もう一回バッテリーを組めればいいよな」と和やかな雰囲気で語り合った。
2人は小学3年から松江市の乃木ライオンズでプレーした。...