地域医療の存続に向けて、邑南町が重点目標や必要な取り組みを盛り込んだ「町地域医療構想」案をまとめた。公立邑智病院(同町中野)の病床数維持や、町出身の医療従事者に地元就職を働き掛けることなどを目標に掲げている。
案では、邑智郡内唯一の急性期救急医療機関である邑智病院で現状の急性期病床57床、回復期病床41床の、計98床を維持することを明記。必要な常勤医師の目標人数を総合診療科医6人と、小児科医、産婦人科医、整形外科医、泌尿器科医、歯科医をそれぞれ1人ずつの計11人と定めた。
医師確保に向けては、地元出身の医師や医学生との定期的な交流と情報共有を進める。中山間地域の総合医療を学ぶ研修医や医学生らの実習を幅広く受け入れることも盛り込んだ。
医師の高齢化が進む町内の医科診療所数は現状の石見地域4カ所、瑞穂地域5カ所、羽須美地域2カ所を維持するとし、邑智病院と連携した診療支援に取り組むことを挙げた。
町は昨年8月に町内の医師らでつくる町地域医療構想推進委員会を立ち上げ、構想案作りを進めてきた。案は町ホームページで公開し、町役場などで冊子を配布。7月20日まで意見を公募している。問い合わせは町医療政策課、電話0855(95)1175。 (糸賀淳也)












