モルックを楽しむ参加者=浜田市黒川町、市民ふれあい広場
モルックを楽しむ参加者=浜田市黒川町、市民ふれあい広場

 浜田高校(浜田市黒川町)の生徒が31日、木の棒を投げてピンを倒して競うフィンランド発祥のスポーツ「モルック」の体験会を学校近くの市民ふれあい広場で開いた。生徒は、地域の人とチームを組み、声をかけ合って楽しんだ。

 モルックは、1~12の点数が書かれたピンを目がけて長さ約20センチの木の棒を投げ合い、倒れたピンの点数がちょうど50点になるよう競う。

 3年の畑岡暖人さん(17)ら4人が、多世代交流や高齢者の健康づくりを目的に広めようと企画。1月に同校主催の地域課題発表会でアイデアを披露したところ、競技団体・モルック浜田の生田祐介代表(67)が協力を申し出て実現した。

 市内の愛好者ら約30人が参加し、6チームに分かれて対戦した。参加者は狙い通りに命中すると、拍手やグータッチをして喜んだ。畑岡さんは「想像以上に参加者の皆さんとコミュニケーションが取れた。継続開催したい」と話した。

(中村成美)