新型コロナ対策で離れて座り、黙々と夕食を食べる児童=米子市皆生温泉3丁目、三井別館
新型コロナ対策で離れて座り、黙々と夕食を食べる児童=米子市皆生温泉3丁目、三井別館

 米子市内の全23小学校の6年生1360人が6~7月、山陰両県を修学旅行する。新型コロナウイルスの影響で例年の広島県から変更。地元にある山陰屈指の温泉地・皆生温泉に宿泊し古里の魅力を体験する。

 市内小学校は広島市での平和学習を軸に修学旅行をしてきたが、2021年度は地域への愛着を深めるきっかけにするため、全校が地元周辺に旅先を変えた。

 29日に1泊2日の旅に出た4校のうち、明道小学校(米子市陽田町)の児童51人は古代出雲歴史博物館(出雲市)や国宝・松江城(松江市)などを巡った。

 宿泊した皆生温泉の三井別館(米子市皆生温泉3丁目)では塩分を含んだ温泉につかり、洋食を食べた。皆生温泉に初めて入浴したという小林吾慈君(11)は「お風呂が大きくてびっくりした」と笑顔を見せ、引率した北原奈緒教諭は「出雲の歴史は授業と関連付けて学ぶ機会になった」と喜んだ。

 皆生温泉は鳥取県東部や中部の学校も宿泊先にしており、皆生温泉旅館組合の港英明副組合長は「アレルギー食の確認など苦労した部分はあるが、いい思い出をつくってまた泊まってほしい」と話した。

 一行は30日、山陰の松島と呼ばれる浦富海岸(鳥取県岩美町)の遊覧船に乗船するほか、鳥取砂丘(鳥取市)などを訪れる。 (田淵浩平)