島根大学(松江市西川津町)の研究グループが、ゲノム編集技術を用いて乾燥や冠水といった厳しい生育環境にも耐えられるイネを開発した。地球温暖化など気候変動で農作物への影響が広がる中、多様なストレスに耐性があるイネとして、品質低下や収穫減に頭を悩ます稲作農家も期待する。出雲市の食品加工会社と連携し、ゲノム編集イネから取れたコメを使った商品の開発も検討している。

 研究グループは、同大大学院自然科学研究科の赤間一仁教授とバングラディシュ人の留学生ナディア・アクターさんらでつくる。

 グループは、...