道の駅「サンピコごうつ」のブースで紹介されるアニメとピクルス=江津市後地町
道の駅「サンピコごうつ」のブースで紹介されるアニメとピクルス=江津市後地町

 【江津】江津市江津町に伝わる民話を基にしたアニメ「きゅうりの神さまと山辺神社」と連携し、ラベルを一新した商品「きゅうりと生姜(しょうが)のピクルス」(150グラム)が19日、売り出された。同市後地町の道の駅「サンピコごうつ」にブースが設けられ、アニメとピクルスをPRした。

 アニメは日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で制作した。認知度を高める狙いで、ピクルスの製造販売を手掛ける日興建材(同市浅利町)が協力。自社商品のラベルを改めた。

 民話は江の川を流れてきたキュウリの上に小さな宮の形をした箱があり、中に神が祭られたという話で、ラベルにはキュウリと宮に加え、アニメキャラクターを描いた。日興建材の梶見聡社長(57)は「商品を通じ民話を広く知ってもらうきっかけにしたい」と話した。

 限定300本を販売し、1本は税込み750円。同社店舗「やまあいピクルス」(同)や市地場産業振興センター(同市嘉久志町)でも販売している。(村上栄太郎)