ボタンの花を観賞する来園者=島根県飯南町、赤名観光ぼたん園
ボタンの花を観賞する来園者=島根県飯南町、赤名観光ぼたん園

 島根県飯南町下赤名、上赤名にまたがる赤名観光ぼたん園で、ボタンが黄や紫、白といった色とりどりの花を咲かせ、来園者を魅了している。今週末ごろまで楽しめるという。入園無料。

 ぼたん園は約2ヘクタール。直径約20センチの真っ白な大輪を咲かせる「白王獅子」や、八重咲きの黄色い花をつけ、甘い香りが特徴の「ハイヌーン」など180品種2万8千本が植えられている。

 園を管理・運営する地元企業「SBN」によると、今年は例年より開花が1週間程度早く、4月下旬から成長が早い品種が咲き始め、今月4日ごろに満開になったという。

 7日は時折、雨が降る中、観光客がカラフルな花畑を巡り、写真撮影する姿もあった。毎年訪れるという広島県廿日市市の主婦村田育枝さん(75)は「種類が多くて見応えがある。植えられた人の努力が伝わってくる」と笑顔で話した。

 12日は近くの町役場駐車場でよさこい踊りや神楽の上演、ヤマメの塩焼きなどの出店がある。

(福間崇広)