江戸後期、松江藩主で大名茶人であった松平不昧(ふまい)は、茶道と禅を修め多くの茶道具を収集し、格付け分類をした。収蔵品820点余を記した『御茶器帳』によると最上位とする「宝物」作品は4点で、茶道具を代表するのが重要文化財「唐物肩衝茶入銘油屋(からものかたつき(ちゃいれめいあぶらや)」(南宋時代13世紀)で現在は畠山(はたけやま)記念館が所蔵する...
「畠山記念館名品展」に寄せて〈藤間 寛〉 受け継がれる不昧の「宝物」
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