名札かけ体験に使う木に印を付ける広江百合子さん=松江市法吉町
名札かけ体験に使う木に印を付ける広江百合子さん=松江市法吉町

 【松江】松江市の法吉地区で里山の保全活動をする「法吉・白鹿・真山の自然と文化を育む会」がこのほど、「みどりの日 自然環境功労者」の保全活動部門で環境大臣表彰を受けた。案内道標や解説板、階段の設置といった活動が評価された。

 同会は1991年に白鹿山と真山の保全と活用を図る目的で結成された。会員は52人。

 白鹿山で急傾斜地の階段や案内看板の設置などの整備に取り組む。また、倒木を活用したシイタケ栽培やホタルの観察、登山道の特徴的な樹木に名札をかける体験など親子で楽しめるイベントも企画する。

 自然観察指導員の広江百合子さん(80)は「身近にある自然の良さをたくさんの方に体験してほしい。子どもたちの大事な思い出になることを願っている」と話した。

 岡崎雄二郎会長は「活動はまだ基礎の段階で、今後もいろいろな事業を続けていきたい」話した。

(松本ひろ)