劇団唐組の代表作「泥人魚」の東京公演初日となった5日、新宿・花園神社の紅(あか)テントは異様な興奮に包まれていた。座長で劇作家の唐十郎が前日に亡くなったことを知った観客、関係者らが、まるで吸い寄せられるように集結し、桟敷席を埋め...