【松江】松江市民美術展の最優秀賞受賞経験者である髙橋春江さん(76)=松江市青葉台=の絵画展が、同市御手船場町のしまね信用金庫本店営業部ギャラリーで開かれ、繊細な色使いの水彩画と油絵計31点が来場者の注目を集めている。入場無料。29日まで。
20年余り前から趣味で絵を描き始めた髙橋さんの作品は、透明水彩や油絵の具を使い、自然などを描いた写実的な画風。独学で絵を学びながら県内外で賞を受賞し、2023年には、新協美術会の委員に推挙された。
22年の松江市民美術展洋画の部で最優秀の市長賞に輝いた「聖夜」(縦約90センチ、横約65センチ)はクリスマスに飾られるポインセチアを描いた油絵。背景の暗闇と、光を受けるポインセチアの赤色と白色の濃淡を美しく描き切った。
髙橋さんは「来場者の心に残るように描いた作品をぜひ見に来てほしい」と話した。平日午前9時~午後3時。(林李奈)