【益田】益田市下本郷町、会社員福原進さん(52)が自宅で育てる100品種、約320鉢のサツキの花が見頃を迎えた。ピンクや黄、赤、白と色とりどりで花の形もさまざま。福原さんは「多くの人にサツキの魅力を知ってほしい」と話し、庭を一般開放している。26日ごろまで楽しめるという。
福原さんは益田市内の高校を卒業後、東京で会社勤めをしていた約10年前、東京・上野で愛好者団体が開くサツキの展示会場を訪れ美しい花に魅了された。
専門誌を参考に栃木県の業者から1鉢2千~2万5千円のサツキを買い求め、水やりや植え替えをして丁寧に育てた。
「花が枯れたら木に負担をかけないよう早めに摘み取っている。枝を切って好みの形に仕上げ、来年、再来年の木の姿を想像しながら向き合うのが楽しい」と魅力を話す。
2020年12月、鉢植えとともにUターンし、庭や玄関先に「長寿宝」「千羽鶴」「キリンの鏡」といった品種の鉢を置く。年々鉢数が増え「5月に入って好天が続き、開花が進んで今が見頃」と呼びかけた。
問い合わせは福原さん、電話0856(22)4564。(中山竜一)