音楽に合わせて身体を動かす参加者=松江市殿町、島根県民会館
音楽に合わせて身体を動かす参加者=松江市殿町、島根県民会館

 【松江】障害のあるなしに関係なく自由に体を動かしてもらおうと松江市殿町、島根県民会館で16日、東京を中心に活動するダンスカンパニー・タバマ企画を招いたワークショップがあった。障害福祉サービス事業所の若草園(松江市内中原町)の利用者13人が参加し、音楽に合わせて体を動かし楽しんだ。

 県民会館が身体や音楽を使った交流事業として初めて主催した。タバマ企画の主宰・田畑真希さん(51)とアーティストのハブヒロシさん(38)らがダンスなどを教えた。

 ハブヒロシさんの明るい声とピアノに合わせ、参加者は風呂おけや太鼓などを木の棒でたたきリズムを刻んだ。田畑さんが足や手を高く上げると、参加者は一緒に笑顔で手をつないだり寝転んだりして体を動かしていた。

 参加した若草園の田中華帆さん(21)は「ジャンプするのが楽しかった。次回も参加したい」と笑顔を見せていた。

 今回は障害者施設の利用者のみを招いたが6月15、16の両日と9月15、16の両日は、多世代や障害のあるなしに関係なく参加できる同様のワークショップを開く。問い合わせは島根県民会館文化事業課、電話0852(22)5508。(林李奈)