目に障害がある人とない人が一緒につくるダンス公演「或る椅子の、つぶやき」が7月3日、松江市殿町の島根県民会館で上演される。舞台上でのダンスと映像を組み合わせたパフォーマンスを披露する。
取り組みは、東京都内で活動するダンサーで振付家の田畑真希さんと、目に障害がある人との出会いがきっかけとなって2016年から同会館で始まった。ダンスのワークショップを開いたり、視覚障害者を含む市民ダンサーを募って毎年公演したりしている。今年1月に予定していた公演は新型コロナウイルスの影響で延期していた。
今回は視覚障害者や田畑さん、中学生ら約10人が参加する。
演出と振り付けを務める田畑さんは新たな表現に挑戦。3月に動画サイト「ユーチューブ」で公開した七つの短編映像「或る椅子の、つぶやき」の映像を活用し、舞台上のダンスや音楽と融合させる。
公演は午後6時開演。チケットは一般千円、18歳以下と介助者500円、未就学児無料。舞台での視覚情報をリアルタイムで音声解説するサービスも利用できる。予約は同会館ホームページの申し込みフォームか、同館チケットコーナーで行う。問い合わせは同会館、電話0852(22)5502、メールshimane-itp@cul-shimane.jp。 (吉田真人)













