海開きした「キララビーチ」の波打ち際で遊ぶ子どもたち=出雲市多伎町多岐、岐久海岸海水浴場
海開きした「キララビーチ」の波打ち際で遊ぶ子どもたち=出雲市多伎町多岐、岐久海岸海水浴場

 「キララビーチ」の愛称で親しまれている出雲市多伎町多岐の岐久海岸海水浴場で2日、中国地方トップを切って海開きがあり、待ち望んだ子どもたちの歓声が浜辺に響いた。

 海水浴場は道の駅キララ多伎に隣接した東西350メートルの砂浜。遠浅で、沖合約50メートル付近の波消しブロックまでは日によって足が着く。昨年は島根県内外の約3万2千人が訪れた。

 海開きは、地元の小中高生による「いさりび太鼓」の演奏や安全祈願の神事の後、合図とともに親子らが海へ駆け出した。

 最初は曇りだった天気も、神事の途中から日差しがのぞいた。最高気温22度と肌寒く、海水はひんやりしており、子どもたちは打ち寄せる波に「わー」と声を上げてはしゃいでいた。

 波打ち際で遊んでいた出雲市大社町遙堪の岡村実乃里ちゃん(3)は「波が行ったり来たりして楽しかった」と喜んだ。

 7月20日に海の家がオープンし、土、日を中心にライフセーバーが常駐する。(黒沢悠太)