子どもたちが松江市八雲町平原にある演劇専用劇場「しいの実シアター」で、舞台体験を通して創造力や自主性、社会性を養う「しいの実シアター未来学校」が、7、8月に開講する。今年は「劇づくり4日間コース」を新設した。小学生以上が力を合わせて劇を創り、発表を目指す。
未来学校は、同シアターを管理・運営するNPO法人あしぶえ(園山土筆理事長)が、外に出て遊ぶ機会も減った子どもたちに、演劇を通して考える力や思いやる心などを持ってほしいと、2016年から毎年夏休みに開いている。
今年は、小中学生で劇を創作する「劇あそび3日間コース」(7月25~27日、定員20人程度)と既成の台本を基にした「劇づくり4日間コース」(8月1~4日、定員20人)があり、既に定員に達する人気ぶり。
児童、生徒たちが年齢の枠を超えてアイデアを出し合い、劇場にある物だけを使って衣装や小道具なども作って劇を創り上げる。
発表会は各コース最終日の午後2時半以降を予定。一般の劇見学は可能だが、同シアターは「希望者は事前に問い合わせてほしい」としている。電話番号は0852・54・2400。