蒸気で蒸した茶葉を次の工程へ運ぶ機械の説明を受ける児童=雲南市加茂町砂子原
蒸気で蒸した茶葉を次の工程へ運ぶ機械の説明を受ける児童=雲南市加茂町砂子原

 【雲南】地元の特産品について学ぼうと、雲南市加茂町加茂中、加茂小学校の3年生が17日、同町砂子原の茶畑で茶摘み体験と茶工場の見学をした。

 同地区では地元の砂子原茶業組合(加藤秀一組合長)が約4ヘクタールの茶畑で茶を栽培している。毎年、加茂小の子どもたちが組合の協力で授業の一環として摘み取りから加工までを学ぶ。

 児童は茶畑で新芽とその下の葉3枚の「一芯三葉」を摘むことを教わり、丁寧に摘み取った。その後、茶工場に移動し、葉を蒸気で蒸して、もむ工程の機械を見学した。

 生の葉を加工すると5分の1の量になることなどの説明を受けたほか、水出しの煎茶を試飲して地元のお茶のおいしさを確かめた。

 渡部葵心(あおし)さん(8)は「いろいろな機械があってすごかった。水出しのお茶は抹茶みたいでおいしかった」と笑顔だった。(山本泰平)