完成したかかしを見せ合う池田すこやかクラブのメンバー=大田市三瓶町、池田まちづくりセンター
完成したかかしを見せ合う池田すこやかクラブのメンバー=大田市三瓶町、池田まちづくりセンター

 【大田】大田市三瓶町、池田まちづくりセンターで20日、高齢者グループの20人が子どもたちを模したかかし11体を作った。

 80歳以上を対象にした池田すこやかクラブが町のにぎわいを演出しようとの取り組みで、4年目。今年は「がんばれ」をテーマに、孫世代に相当する小学生の大きさで作った。

 作業は廃材で骨組みを作り、梱包(こんぽう)材などを巻いて肉付けした。2023年3月に閉校した旧池田小の体操服をまねた上着や地元スポーツ少年団の野球のユニホームなどで着飾った。

 肘や膝の関節にはワイヤが入っていて自在に曲がり、いろいろなポーズを取ることができる。最後に表情を描くと笑顔いっぱいのかかしが出来上がった。

 かかしは隣接するJAしまね三瓶店の駐車場で24日から飾る。同クラブの石田志摩子さん(89)は「今年も上々の出来。町が明るくなる」と笑った。

(勝部浩文)