島根を退団したペリン・ビュフォード=4月、松江市総合体育館
島根を退団したペリン・ビュフォード=4月、松江市総合体育館

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックが25日、スモールフォワードのペリン・ビュフォード(30)の退団を発表した。双方合意の上で契約を解除。高い身体能力を生かして2季連続で得点王を獲得した絶対的エースが4季プレーしたチームを離れた。

 2020~21年シーズンに加入したビュフォードは198センチ、100キロ。厳しいディフェンスをものともしない鋭いドライブに加え、内外からシュートを決める高い得点能力が武器。ゴール下での豪快なダンクやブロックでもファンを魅了し、21~22年、22~23年シーズンの2季連続チャンピオンシップ出場に大きく貢献した。

 島根4季目となった23~24年シーズンは、52試合(先発50試合)に出場。得点、リバウンド、アシストなどの3部門で2桁の成績を記録する「トリプルダブル」を9度達成し、昨年12月30日の大阪戦では、Bリーグ歴代2位の50得点をマーク。平均22・6得点で2度目の得点王に輝いた。

 クラブによると、ビュフォード本人から「プロとして新たな挑戦の機会を模索したい」との申し出があり協議を重ねた結果、契約解除の合意に至った。ビュフォードはクラブを通して「島根で過ごした4シーズンは素晴らしく、友達、思い出をたくさんつくることができた。今まで応援ありがとう」とコメントした。(清山遼太)