交通系ICカードの使い方を体験する児童=松江市大輪町、島根大教育学部付属義務教育学校
交通系ICカードの使い方を体験する児童=松江市大輪町、島根大教育学部付属義務教育学校

 路線バスの乗り方講座が27日、松江市大輪町、島根大教育学部付属義務教育学校であった。小学1、2年生の4クラス約120人が参加し、乗り降りの仕方や乗車マナーを学んだ。

 講座は1人でバスに乗る機会が少なく、利用方法が分からない低学年児童に実際の路線バスを使って乗り方を知ってもらおうと実施した。

 児童は市交通局の職員から車内での過ごし方や乗り降りの仕方を教わった後、南北循環線などで実際に運行する76人乗りの大型バスで乗車を体験した。

 ICカードを貸し出して、実際にカードリーダーに触れ、運賃を支払う流れを体験した。行き先の表示板を確認し、道路に飛び出さないように降車するなど授業の内容も再確認した。

 1年生、園山慈己(いつき)さん(6)は「優先席など車内の仕組みが分かった。休日にもたくさん乗りたい」と話した。

(堀尾珠里花)