益田市水分町、吉田南小学校で28日、弦楽ワークショップがあった。6年生31人が松江市を拠点に活動するアマチュアオーケストラ、山陰フィルハーモニー管弦楽団員の指導を受け、バイオリンやビオラ、チェロ、コントラバスの演奏を体験した。
子どもたちに芸術文化を体験してもらおうと、いわみ芸術劇場が主催し、同楽団顧問の加藤幹雄さん(74)=コントラバス担当=ら7人が講師を務めた。
団員がモーツァルトの名曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を奏で、児童は美しい音色に聞き入った。
バイオリン4人、ビオラ、チェロ、コントラバス各1人の編成で、団員がそれぞれソロ演奏し、音の違いを確かめた。
児童は団員から手ほどきを受け、弓を握って演奏に挑戦。「サイズが大きい楽器は出る音が低い」「もっと弾いてみたい」と話し、音楽に興味を抱いた様子だった。(中山竜一)