職業訓練指導員(左から2人目)から教わりながらかんなで木を削る参加者=益田市高津4丁目、島根県立西部高等技術校
職業訓練指導員(左から2人目)から教わりながらかんなで木を削る参加者=益田市高津4丁目、島根県立西部高等技術校

 島根県立西部高等技術校(益田市高津4丁目)で30日、オープンキャンパスがあり、参加者が体験を通じて同校で学べる技術や知識に触れた。

 初めて企画し、全5学科のうち、OAシステム科▽建築科▽機械加工・溶接科-の3科で実施。参加した16~75歳の7人は希望の科に分かれ、職業訓練指導員から業界の現状や取得できる資格などを聞いた。

 建築科は、大工道具を使い、木材を組み立ててポール型のハンガーを製作。木材を削る工程では「体重を乗せ、かんなが常に体の正面にくるように」などと指導員にアドバイスをもらいながら作品を完成させ、ものづくりの楽しさを体験した。

 同校指導課の吉村京(みやこ)課長(57)は「感想などを踏まえて発展させていきたい」と話した。

(藤本ちあき)