折り紙をしながら交流する日南中とシアトルの生徒=鳥取県日南町霞、日南中学校
折り紙をしながら交流する日南中とシアトルの生徒=鳥取県日南町霞、日南中学校

 鳥取県日南町霞、日南中学校の生徒が4日、米シアトルの中学生と日本の遊びなど通じて交流を深めた。

 日南中学校の生徒61人と訪日したケロッグミドルスクールの生徒35人が交流した。歓迎式では生徒有志が日南神楽を披露し、シアトルの中学生は興味深く見入った。

 それぞれの学年に分かれ、1年生は日本の遊び、2年生はたこ焼きパーティー、3年生は折り紙で交流を深めた。

 3年生は日本語や英語で作り方を説明しながら力士や手裏剣、紙ヒコーキを折った。完成後は投げたりトントン相撲で遊んだ。

 ケロッグミドルスクール3年のワイアット・バーナムさん(14)は「日本の遊びは難しかったけどとても楽しめた。日本語での会話も頑張った」と話し、日南中3年の渡辺実奈世(みなせ)さん(14)は「最高のおもてなしをするためにたくさん準備した。言葉が通じない場面もあったけど楽しかった」と笑顔で振り返った。

 日南町とシアトルの派遣事業は2016年に始まり、コロナ禍での中止を挟み昨年、再開した。英語力の向上、異文化体験を目的に町は3月、小中学生を派遣している。

(藤本みのり)