花火シーズンを迎え、浜田市長沢町、ながさわ子ども園で10日、手持ち花火の扱い方を学ぶ教室があった。園児は市消防本部の職員から花火が点火しても振り回さず、大人と一緒に楽しむことを学んだ。
日本煙火協会(東京都)と市消防本部が開いた。市消防本部予防課の上ケ迫晃さん(56)と安藤信明さん(42)が講師を務め、園児約50人が参加した。
上ケ迫さんは子どもたちに火が相手に飛ぶのを避けるため、点火の際は他人の花火から火をもらわないことを説明した。火が出ない時でも花火を顔に近づけ、のぞかないよう注意した。保護者には「子どもの花火の事故は大人の責任」と安全に気を付けるよう求めた。
園児は駐車場に移動し、注意点を守って手持ち花火にろうそくの火を付けて遊んだ。手持ち花火が好きという永田大智さん(6)は「(花火で)遊ぶ時は人に向けないよう気を付けたい」と話した。(宮廻裕樹)