子どもの頃から花火師に憧れ、10月に花火玉を製造した記者は、11月に花火の打ち上げができる免許を取得した。花火師見習いとなり、島根県で唯一、花火玉の製造を行う灰示(はいじ)花火(雲南市掛合町掛合)の打ち上げ現場に立ち会った。
(報道部・林李奈)
花火師の免許
打ち上げは、公益社団法人日本煙火協会が発行する「煙火消費保安手帳」の所持者に限られる。手帳は、取り扱い注意事項などをテーマにした2時間ほどの講座を受講し、申請すれば無料で取得できる。手帳を持てば、花火会社に勤務していなくても「花火師」と名乗れる。届いた手帳を見て心が躍った。

1人では打ち上げられない花火
打ち上げの約2カ月前に、...