活動予定を発表する瀬古篤子実行委員長=松江市伊勢宮町、松江栄養調理製菓専門学校
活動予定を発表する瀬古篤子実行委員長=松江市伊勢宮町、松江栄養調理製菓専門学校

 【松江】松江市伊勢宮町、松江栄養調理製菓専門学校でこのほど、子どもたちに食に興味関心を持ってもらう「味覚の一週間」の活動予定が発表された。

 「味覚の一週間」は1990年にフランスで始まった食育運動で、日本では今年で14回目。島根県では5年前から活動を始めた。フランスに倣い、毎年10月から11月にわたって開催。昨年度は県内の12校、680人の児童に出前授業「味覚の授業」を開いた。

 「味覚の授業」は味を感じる器官が最も発達する9、10歳を主な対象とし、小学3~6年生にシェフや生産者など講師を招き、味の基本と食べる楽しさを教える。

 食を通して文化、環境などさまざまなテーマを学ぶ。2024年度のテーマは「食の安全」で、食品の生産地、生産者、含有物について教える。

 瀬古篤子実行委員長は「活動を通して子どもたちに味について興味を持ってもらい、家や学校の食事を正しく味わう子どもが増えてほしい」と話した。

 現在、参加する学校と運動に賛同するボランティアを募集している。(小豆沢颯太)