立候補した(届け出順に右から)白石祐治氏、末次美喜枝氏
立候補した(届け出順に右から)白石祐治氏、末次美喜枝氏

 任期満了に伴う鳥取県江府町長選が21日、投開票される。届け出順に現職の白石祐治候補(64)=2期=と、新人で会社員の末次美喜枝候補(74)がともに無所属で立候補し、人口減少対策や農業支援などをテーマに舌戦を繰り広げている。

 白石候補は2期8年の実績をアピール。子育て支援の充実や教育環境の整備、起業支援の強化を訴え、「一人一人を大切にした暮らしやすい町を実現する」と支持を求める。

 末次候補は無投票阻止を主張して立候補。子育て支援や高齢者福祉の充実、農業の担い手育成を掲げ、「高齢者が元気でいきいきと暮らせる町にしたい」と力を込める。

 投票は21日午前7時から午後6時まで町内5カ所の投票所で受け付け、同8時から町役場で開票される。午後9時ごろに大勢が判明する見通し。

 16日時点の選挙人名簿登録者数は2260人(男1055人、女1205人)。(藤本みのり)

 

江府町長選立候補者(敬称略、上から届け出順)

白石祐治(しらいし・ゆうじ)

(64歳、無現)

 江府町出身。1982年、鳥取県庁入りし、環境立県推進課長などを歴任。同町副町長を経て2016年の町長選で初当選。神戸大卒。江尾。当選2回。

 

末次美喜枝(すえつぐ・みきえ)

(74歳、無新)

 江府町出身。大阪府内の電機メーカーに勤務した後、同町にUターン。米子市内の運送会社などを経て清掃会社社員。根雨高中退。久連。