浜田市内の企業で働く若手社員と雑談をしながら交流する「はまキャリラボ!」が24日夜、浜田市田町、まちなか交流プラザで開かれた。高校生や大学生ら13人が若手社員に自由に質問し、地元就職の利点について考えた。
ともに市出身で県外からUターンした、米販売などの奥島根弥栄(浜田市弥栄町長安本郷)の田中真也さん(37)と、水産加工業シーライフ(浜田市原井町)専務の河上清貴さん(34)を囲み、仕事の内容や都会地との暮らしの違いを聞いた。
Uターンのきっかけについて田中さんは「地元に残って活躍する同級生がかっこよく見えた」とし、地元産品の販路拡大にやりがいを感じていると伝えた。
地元就職の利点について河上さんは以前勤めていた県外の会社に比べ有給休暇が取りやすく、通勤のストレスも少ないとし「一度県外に出ると地元の良さがより分かると思う」と助言した。
福岡県出身の県立大地域政策学部2年、進藤渚叉さん(19)は「農業に関心があり、話を聞けて浜田での暮らしが想像できた」と話した。
交流会はまちづくり団体「はまだ協働学舎ファンタス」や浜田商工会議所、石央商工会などが共催して開いた。(中村成美)