6月の欧州連合(EU)欧州議会選は、移民排斥を掲げ、国家の再興を説く極右・右派が伸長した。物議を醸したのは右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」。筆頭候補マキシミリアン・クラー欧州議員のスタッフが中国のスパイ容疑で逮捕され、議員本人もロ中から資金を得ていた疑惑が浮上しながら勝利し、ドイツ第2党に躍り出た。極右政治家はどんな思想の持ち主か。今回から計3回、渦中のクラー議員に聞く。

 ―「ドイツのための選択肢(AfD)」のワイデル共同代表は「...