新山口(山口市)-津和野(島根県津和野町後田)間を結ぶ観光列車・SLやまぐち号が8月に運行45周年を迎えるのに合わせ、JR西日本が沿線区間で記念イベントを展開する。
1日は津和野駅に到着時、乗客に限定うちわを配布する。同駅周辺の対象店舗で買い物する際、うちわを提示すると、記念のプレゼントがもらえる。
同駅前に展示しているSL車両に、45周年のオリジナルヘッドマークを設置する。待合室では直径約10センチで再現したC57形蒸気機関車の動輪を4日まで午後1~4時に展示する。
3~12日にはオリジナルヘッドマークを設置して走る。
山口市内で26日に会見した広島支社の広岡研二支社長は「やまぐち号は地域に愛され、山口線のシンボルとなる列車として運行してきた。この夏休みの機会に改めて多くの方に乗車いただきたい」と話した。
山口線では、1973年まで走っていたSLの復活を望む地域の声に応え、79年8月1日、やまぐち号が運行開始。今季は5~11月の土日・祝日を中心に1日1往復する。(錦織拓郎)