松江農林高校の生徒2人が、島根県産メロンのゴールデンパールを使った飲み物「ゴパフラッペ」を開発した。甘くてさっぱりした味に仕上がり、3、4の両日、松江市向島町のTSKさんいん中央テレビ本社で開かれるイベントで、1杯700円で販売される。
ゴールデンパールは小玉で甘みが強いが、結実や糖度管理が難しい県のオリジナル品種。県内では松江市内の3農家が栽培するのみで幻のメロンと称される。
松江農林高校でも3年前から栽培し、高付加価値化や知名度向上を狙い商品開発を思い立った。栽培農家の安藤農園やまちづくり会社「ちいきおこし」が協力し約半年間、試行錯誤。凍らせたメロンやヨーグルトなどをミキサーにかけ、果肉を上にのせて完成させた。
同校生物生産科3年の湯原結姫さん(17)は、ゴールデンパールがモチーフのキャラクター「ゴパちゃん」を考案した。開発担当で同科3年の西村香音さん(17)は「若い人をターゲットに作った。ゴールデンパールが県内外に広まってほしい」と期待する。
このほど松江市役所で披露され、ゴパちゃんのイラストをあしらったカップでフラッペを飲んだ上定昭仁市長は「しつこくない甘さで爽やか。夏にぴったり」と話した。(森みずき)