13日午前7時45分ごろ、鳥取県江府町武庫のJR伯備線の線路に、同県日野郡在住の60代男性の軽自動車が乗り上げ、出雲市発岡山行きの特急やくも6号(4両編成)と接触した。男性と、やくもの乗員乗客51人にけがはなかった。
黒坂署によると、現場は線路のそばに緩やかなカーブの道路があり、踏切はない。同署は、男性が運転を誤った可能性もあるとみて調べている。
近くの住民によると、男性は「ハンドルを切り損ねた」と話し、事故直後その場に座り込んでいたという。やくもの「パンパンパン」という大きな警笛を聞いて外に出た主婦(65)は「線路に車が乗り上げ、間もなく煙が上がってびっくりした」と興奮気味に語った。
JR西日本米子支社によると、事故の影響で普通2本が運休し、特急など6本に最大2時間14分の遅れが生じ、約600人に影響が出た。













