松江市美保関町菅浦の海岸でこのほど、手作りのいかだを楽しむ体験会があった。小学生や親子連れがいかだに乗り、元気よく海にこぎ出した。
夏休み中に自然の魅力に触れてもらおうと、美保関公民館が地区内の住民とともに初めて企画した。美保関小学校の児童など6人が参加した。
住民が近くの山から切り出した竹と漁具の浮き輪を使って、いかだ2艇を用意した。子どもたちは旗にイラストを描き、いかだに装着した。砂浜から出発すると、扱い慣れないオールに苦戦しながらも懸命に水面をこいだ。
美保関小学校5年の熊崎陽斗さん(10)は「ちゃんと前に進むことができた。いかだの上にも立てた」と笑顔だった。3年の井川翔吾さん(9)も「バランスを取るところが難しかったけど、こぐのがとても楽しかった」と話した。
(白築昂)