背泳ぎを披露する加藤理選手=大田市大田町、市民公園プール
背泳ぎを披露する加藤理選手=大田市大田町、市民公園プール

 男子競泳背泳ぎの加藤理選手(29)=出雲市出身で山陰パナソニック=を招いた「大田ふれあい水泳大会」が11日、大田市大田町の市民公園プールであり、市内外から参加した54人がトップスイマーと触れ合いながら泳力を競った。

 加藤選手は2023年11月のジャパンオープン100メートルで3位、同200メートルで2位に入り、24年の世界選手権に日本代表として出場した。今シーズンの100メートル日本ランキングでトップをキープしている。

 「島根から世界を狙える選手が出てきてほしい」と願う加藤選手は、デモンストレーションで背泳ぎや個人メドレーなどを披露。滑るように進む様子に、観客から驚きの声が上がった。

 大会には1~68歳の男女が参加し、学年や性別、泳法別にタイムを測った。4種目に参加した大田小学校4年、安田悠一朗さん(9)は「力を出し切れた。加藤選手みたいに速くなりたい」と話した。(佐伯学)